PF30のボトムブラケットを圧入しました。

はじめに基本的に圧入BBの取付は信頼できるショップにお願いした方が良いです。今回自分で装着しましたが作業途中に発生する作業音(後述)が当たり前の物なのか異常事態なのか判断つかずかなりのストレスでした。以下は個人所有のフレームを完全自己責任で組み立てている旨をご了承ください。

 

NEWフレームのBB規格がPF30のためボトムブラケットの装着は圧入作業が必要です。

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これまではピナレロのネジ切りBB、Propelは今回と規格は違うものの同じく圧入タイプのBB86ですが幸いこれまでトラブルなくこれが自身初のBB圧入作業となりました。

使用したBBはこちら。

TOKENのPF30APSです。PF30規格のフレームに装着することでシマノの24mmホローテックIIクランクが使用できるようになります。

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中身はこのようになっておりロードバイクの場合はワッシャ状のスペーサーを使用しません。フジツボ型スペーサーのみ使用します。

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マニュアルは同梱されておらずTOKENのHPを確認したところインストールマニュアルがアップされていました。取付にはドライブ側とノンドライブ側の指示がありましたので、それに従います。

装着に使用した工具は自作しました。

これは改良Verで元はワッシャ2枚ずつでしたが強度不足だったため更に3枚ずつ追加しました。

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挿入していきます。

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BBのフレームと接触する部分にはグリスを塗布してあります。左右からメガネレンチで圧入していくのですが、ここからがストレスとの戦いでした。圧入するたびフレームからパキパキ、ペキペキ嫌な音が聞こえてきます。それも1回2回ではなくBBが完全にフレームへ収まるまで何回も聞かないといけません。これが正常なのか異常なのかわからないというのが私がBBの圧入作業を信頼できるプロショップにお願いした方が良いと判断する理由です。

取付後は45度ごとの位相でシェル幅を計測したところすべて71.25mmとなっていました。

ベアリングとクランクの間にスペーサーを挟みます。付属しているワッシャはロードバイクには使用しません。BB+フジツボ型スペーサー+クランクとなります。

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回転性能についてはPF30の構造上BB内のベアリングがフレームに圧迫されて渋くなることがあるらしいですがたしかに手で回すと渋さを感じます。同じ圧入式BBでもシマノのBB71は明らかに回転が軽いです。ここは馴染んでくるまで様子見します。

 

以上PF30の装着についてでした。評判の芳しくないPF30ですのでトラブルが出たら(出なくとも)シマノBBへのコンバータ装着を検討したいと思います。